2022年05月13日
徒然日記 68
バッグの効用
「どうして、こんなに重いバッグをいつも持っているんだい?中身を整理してないんじゃないか?いらない物ばかり入れてるから、こんなに重いんだよ!たまには、バッグの中を整理しろよ」
友人からよく言われる言葉だ!
確かに私のバッグは、重い!外から見てもパンパンで、この年寄りが1日に必要な物以上の物が入っているのが、外からでもわかる。仕事に行く時は、ファスナーの付いた黒いバッグ。買った時は、ビニール製でとても軽かった。友人たちと喫茶店に入ったりすると、席をずらすために勝手に私のバッグをどかすために持つ。そして、かならずこの言葉を言う。
仕事ではない時は、白いカバンにしている。その中には、譜面入れを何冊も入れ、ドラムのスティックを何セットも入れてある。自己練習をする時、その布製の白いトートバッグを持ち歩くのだが、譜面もそんなに要らないし、スティックも予備をいれてもせいぜいふた組もあればいい。しかし、私の白いトートには、いつも10組以上のスティックを入れて持ち歩いている。練習スタジオに行く前に、いつも時間調整のため珈琲を飲む喫茶店がある。以前その喫茶店で出会って友達になった爺たちも「また~ぁ!その重いバッグを持ってきて、手は2本しかないんだよ」と囃される。
確かに私のバッグは、重い!若者が持っても「よくまぁ、こんなに重いバッグを持ち歩いていますねぇ」と言う。余計なお世話だ!
家に帰れば、家人からバッグのことを詰られる。「こんなに重いバッグをいつも持ち歩いていると、そのうちに腕が延びてお猿さんみたいになっちゃうよ」
余計なお世話だ!しかし、私は反抗しない。「そうだね、顔まで猿に似てきたものね」嫌味に聞こえない程度に反抗の気持ちを表すが、それ以上揉める言葉を避ける。
私ももらったものだが、有名ブランドの良いバッグは持っている。ただ、それは会やパーティーの時だけに使うことに決めている。おしゃれをする時に!
たぶん私がバッグにこれ程に拘るのを友人たちも、爺たちもわからないと思う。これら重いバッグを持ち歩くのには、それだけの理由があるのだ。
森谷敏夫教授の筋電気刺激(EMS)のテストを何度かやらせて頂いているうちに、私の足やお尻の筋肉は、中学・高校の陸上部時代に戻ってきたような気がする。家では、テレビのニュースを観ながら毎日15分くらい、何ヶ月かしたら音楽仲間からドラムの音が変わったね、強くなったよ、いいよ!と、言われるようになった。なまけながらの筋肉造りは、私の性分に合う。だって、苦痛は続かないもの。楽しく何かやりながら、ついでに筋肉が若返ったように見える。それじゃあと、2キロのダンベルを買って、しばらくは続けてみたが、やはり楽しくない!続かずに、家で邪魔者になってしまった。
私の重いバッグは、楽しむための道具を入れて持ち歩く2キロ以上のダンベル代わりの必需品なのだ!年をとって、わざわざ辛いことはしたくない。楽しく健康にならなきゃ!