2022年12月09日
徒然日記 98
パンダ
たしか祝日の後の日でしたから11月24日の木曜日のことだったと思います。前日は、サッカーのワールドカップ日本対ドイツ戦で、世界でも一番と言われる難敵に対して日本は、2対1で勝ちました。
今年のこの戦い、番狂わせが多く、日本は強くなったけど1対0で負けるか、せめて1対1の引き分けにもっていければいいなぁ、と私は思っていました。坊主刈の前田選手がシュートした時「入れた~ぁ!」とつい私が大声を出したものだから風呂に入っていた家人は、亭主の断末魔の声と勘違いしたそうです。残念ながらオフサイドになってしまいました。
日本のキーパー権田選手のPKは、しようがなかったですね、あそこまで攻め込まれたら、キーパーとして前に出なければ済みませんものね!蹴られて1点取られるよりPKを選んだ方が、チャンスが続きますから。でも、やはりドイツは、そんなに甘くない!権田も悔しい思いをしたでしょうね。その後のキーパー権田の活躍ぶりでもわかりますものね。
ドイツ戦が終わった翌日、もしかすると又当たるかも知れない韓国戦を観ておこうと思って早めにテレビのダイヤルを合わせておきました。韓国対ウルグアイ戦です。
テレビの前で横になってトロトロとしていたら、画面にパンダが木と木を繋いだ鎖にぶら下がっている映像が映し出されていました。まるまるとした大きなパンダです。結構パンダは、重い動物と聞いています。両手で鎖を持っていたパンダが、なんと両方の後ろ足を鎖にかけたのです。これは、大変な腹筋です。遊んでいるのでしょう、何度も何度も足を鎖にかけたり、降ろしたり!解説とテロップが流れました。【パンダは、遅筋が強い】と言っているのです。私は反射的に飛び起きました。テレビを観、聞きするためです。
私は、【遅筋】という言葉に反応したのです。テレビでは、NHK教育番組以外あまり聞かない言葉だったからでしょう!普通の人なら筋肉は3種あるなど知らないと思います。この本と出合うまでは、私も知りませんでした。特に名前が【速筋】や【遅筋】があるなど……!私が知ったのは、京大の筋肉と渾名される森谷敏夫京大名誉教授の著書『京大の筋肉2』を読んたからです。先生の著書の49頁目にサブタイトル「遅筋と速筋」があります。
──筋肉は運動神経からの電気的刺激を受けて収縮して張力(収縮力)を発揮します。その運動神経は図のように大きく3種類に分類されます。左の2つの大きい運動神経は速くて強い収縮ができる速筋線維を支配しています。右の小さい運動神経は張力は大きくないのですが、持久力が非常にある筋線維で遅筋線維とも呼ばれます。(以下略)──
私は、もうじき77歳になります!自分の筋肉への興味なのです。