2022年12月29日

徒然日記 101

加齢であちこちに！

暮れの押し詰まったころ、私が所属している日本P.E.N.クラブのある会議が茅場町にある俱楽部ハウスで行われました。私は、いくつかの委員会に所属しています。この日の会議は、そのひとつで２年にいっぺん行われる委員会なのです。
 
最近は、リモート会議が多く、ひとつある大会議室はいつでも取れたのですが、コロナの規制が緩んだせいか、多くの委員会が急に対面会議をするようになり、その日は、以前と違って午後２時から４時までしか使えません、５時からは別の委員会がそこで始まるからです。
 
日本ペンクラブは、国際ペンの組織の中にあります。「国際平和」と「言論の自由」「基本的人権」を旗印に行動する組織で『ペン』は、万年筆や筆記用具のペンではなく、ポエムニスト＝詩人、E＝編集者や表現者・その他、N＝作家やジャーナリスト等の平等な俱楽部なのです。ロシアとウクライナの戦争、中国と台湾のキナ臭い問題、北朝鮮問題、その他各地域で起こる紛争をメンバー皆で考え行動に移す制度が出来ているのです。もちろん、子供たちに本を愛してもらう活動やメンバーが必要だと感じたいろいろな活動を、委員会をつくり動いているのです。
 
今回の委員会は、内輪の問題の会議です。数人は、集まりましたが、コロナの置き土産でしょうか、それとも自主規制でしょうか、今だにリモートの方もいらっしゃいます。私のような７０歳半ばの人間には、どうもリモートには馴染めません。リモートが悪いとは、思っていません！コロナ禍中でリモートは、大活躍をしてくれたのですから！
 
終わって、４人で食事をしようかということになりました！以前は、かならずと言っていいほど、会議の後に食事に行ったものです。５時ちょっと前の茅場町は、静かです。昔は、兜町の株を扱う人たちで溢れかえっていた町が円安のためか、世界中が不況のためか、はたまた時間が早すぎたのか、シーンと静まり返っています。
 
そういえば、この日の会食が、私の忘年会の最初で最後なのです。一軒、中華料理の店を見つけました。四川料理の店です。席に座るなり誰かが「やはりリモートは、嫌だねぇ」と顔をしかめて言いました。「そうそう、会議は言葉だけじゃないからね」私が言います。「そうなんだよな」もうひとりが同意しました。店員がメニューを持ってきます。
「まず生ビール！」どの店でも見る光景ですが、料理の先に飲み物を注文するのは、見ていて不思議ですね、私が下戸だからでしょうか？
 
ひとりが次の会議に出るからと席を立ちました。新年会をやろうと決めた後です。それからの話が凄かったのです。「今日、築地の病院に行ってきたよ！前立腺の手術の後も、頻尿がひどくてさぁ、家を出るのも怖い！「そうそう、ボクも夜一時間おきにトイレで目が覚める！軽い脳溢血をやっただろ、あれからだ！言いにくいけど、今だって紙のパンツを穿いているよ、病院に行ったらやっぱり前立腺が原因らしい」
皆ほとんど同い年です。頻尿の悩みは、女性ばかりでは無いのです。
 
今年も、お世話になりました！皆様、良いお年を！